劇場アニメ「さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-」 4Kリマスター版 (4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray Disc 2枚組)

4:3画面の映像が凄い。レール問題があるが、16:9画面には戻れそうにありません。

当方、ULTRA HD Blu-rayを再生する環境がないので、4:3画面のBlu-rayのみ視聴しています。

4:3画面でも、16:9画面のBlu-ray 並みに映像がくっきりしていますが、もっと細部まで見えるようになった感覚があります。

ただ、4:3画面は、透過光が透明感のない塊になっているシーンがあり、それは一番最初の青い曳光弾や、幽霊列車のヘッドライトで特に感じます。

4:3画面は、作画がなされていないシーンがあると注意書きがありましたが、それが何を差しているのか間もなくわかりました。999の機関車が正面から迫って来るシーンが何回かあるのですが、本来は描かれてしかるべきレールが描かれていないシーンが2回、車輪がレールから大きくずれているシーンが1回あります。

自分が子供の頃、この作品のTV放映があり、4:3画面のTVで見ているはずなのですが、こういう絵柄だったかどうか記憶が全然ありません。今の技術からすれば、レールを追加及び修正することくらいできそうですが、原盤尊重であえてそれをしないのか、あるいは、今まで4:3画面を発売しなかった理由を、この映像をあえて提示することで言い訳しているのかもしれません。

でも、このレール問題の瑕疵(かし)だけのために、16:9画面だけを販売していたのかと想像するとかなり哀しくなります。それは、4:3画面の映像が凄いからです。

4:3画面の凄さは、特に背景美術のグレードの高さで終始感じ取ることができます。同じりんたろう監督の次のアニメ映画「幻魔大戦」で、美術監督の椋尾篁氏が素晴らしい美術を描いているのは承知しているのですが、すでにその前から、この「さよなら銀河鉄道999」で、椋尾氏が素晴らしい美術を描いています。背景美術が画面の隅々まで素晴らしく美しく、これは4:3画面で見て始めてわかることです。

作画面では、地球で老パルチザンと鉄郎だけになってしまった戦闘シーンの作画の意味が初めてわかり(16:9画面では老パルチザンしか射撃していないのに、弾が当たっていない機械化兵が落下するので作画ミスだと思っていたのですが、4:3画面で見ると鉄郎も射撃しており、それがどうやら機械化兵に当たるようです)、また、メーテルと鉄郎の再会シーン、超亜空間のシーン、プロメシュームの物凄い姿、サイレンの魔女に襲われる大アンドロメダ星の描写などが、4:3画面になってやっとその全貌を見ることができます。あまり大きなポイントではないけれど、4:3画面はサイレンの魔女の渦巻きまでもが本当に良く見えるようになりました。

あと、4:3画面はBlu-rayですが、音響が変わった部分があります。コントロールセンターにおける過去の時間への旅で、吹雪の音が凄いことになっています。悲劇性が高まり、この方がいいです。999の汽笛の音も奥行きのあるいい音に変化しています。

4:3画面のレール問題は、できれば修整してほしかったなと思います。それさえなされていれば、購入して大正解だった……と胸を張って言えるのですが。

あと、この作品の4:3画面を見て初めてわかりますが、既発売の16:9画面は、4:3画面のどのエリアを使うかに、かなり慎重に気を配って作成されていることに改めて気付かされました。ただ、それにも限界があることにも気付きましたが。

16:9画面、4:3画面のそれぞれに、存在価値がありそうです。4:3画面は「この作品の本当の姿がわかる」という意味で貴重だと思います。自分としては、これを見てしまうと、16:9画面には戻れそうにありません。

あとはULTRA HD Blu-rayを再生する環境を今後整えないと。

なお、自分が購入した時は、この製品は3枚組で、その中の一枚が、4:3画面のBlu-ray Discでした。現在は、初回特典(4:3画面【2160p Ultra Hi-Def】)が終わり、この2枚組になっていますが、東映ビデオ株式会社サイトによると、この2枚組は、16:9画面【2160p Ultra Hi-Def】と 4:3画面【1080p Hi-Def】から構成されているようであり、4:3画面のBlu-ray Discが見られるようです。ご購入の際は、東映ビデオ株式サイトの情報なども、念のため確認してください。

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