劇場アニメ「銀河鉄道999」

青春映画の傑作

40年以上前のアニメ映画ですが、多くの方がこの作品を評価している通り、アニメ、実写を問わず、青春映画の傑作だと思います。特に脚本が優れています。それだけでなく、演出や作画、美術、撮影も現代的であり、冥王星での独特なカメラワークには驚きますし、終着駅での万華鏡を活用した表現、金田伊功氏の作画の炸裂、椋尾篁氏の華麗な美術など、美点を挙げればきりがありません。

このアニメは、序盤の低いところから、どんどん山を登っていくという構成になっており、前半、中盤もなかなか見せてくれるのですが、後半は怒涛の展開となり、時間城の戦い、終着駅の惑星の真実と惑星の崩壊、地球での別れと、興奮と感動の3連発が、途切れることなくやってきます。これは、ものすごいですよ。

それから、もともとこの作品は4:3画面で制作されています。その上下がカットされてビスタサイズに加工されているため、特に、ヘビーメルダー星で、悲しみを湛えて歩み去るエメラルダスの足元に吹き寄せる砂ぼこりが表現しきれていません。まだあるかもしれません。4:3の画面で、作画さん、美術さんなどが全霊を上げて後世に残るお仕事をされたわけですから、その画面を切るという行為が信じられません。「さよなら銀河鉄道999」も含めて、是非、4:3画面での発売もお願いします。

(なんとこの後、4:3画面のバージョンが製品化されました。万歳! なお、以下のリンクは、もともと発売されている、16:9画面のバージョンです。)

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