この作品では、ドアは、次の世界への入り口である。
高市総理が中傷動画を作成したとされる疑惑に関して、nue社の松井健氏らと、秘書・木下氏が昨年12月に開いたZoomでのウェブ会議の音声について、木下氏がその音声の主であるのか、国会で議論があった時に、ネットニュースではAIで音声が合成、作成できるとか、そういう話が流れていた。
そこで思い出すのが、45年前のりんたろう監督の傑作アニメ映画「さよなら銀河鉄道999」(1981年公開)で、この作品は実質的に、メッセージカード(「私はメーテル、鉄郎、999に乗りなさい」という音声だけが流れる)が鉄郎に届いた時から、物語が動き出すが、実はこのメッセージは偽物であり、多分、今で言うならばAIによる合成音声なのだろう。
この作品では、999号の列車の最後部がポイントになっており、鉄郎はここから乗車し、メーテルとも、実質的にここで別れる。列車の最後部で物語が起動し、最後部で物語が終わる。つまり、普通、乗車に使うドアはあまり意味がない。全然使っていないわけではないのだが、ここぞという時には、最後部を使う。つまり、999号の最後部が次の世界への入り口になっている。
999号が地球を出発し、冥王星を通過してしばらくすると正体不明の列車(幽霊列車)が接近してくる。「車掌さん、信号が黄色になってるんだよ」と鉄郎が言いながら、浴室のドアを開けようとする。ここ、鍵がついていないのね(そういえば、これぞ傑作の一作目のアニメ映画「銀河鉄道999」も、鉄郎が浴室のドアを開けてしまい、入浴中のメーテルの裸身を目撃している)。入浴中の車掌さんが、「い、いけません、開けては」「いいじゃないか、男同士なのに」「でも、困るんです」「そう言われると、何が何でも」「いけません」とやり取りしている間に、今度は別のものを「あけろ」という大音声が響いてくる。
幽霊列車「999に告げる、支線に入り本線を空けよ、我が列車の通過を妨げてはならない」「しかし私は正規の軌道を」「軌道を空けよ、愚か者」。浴室のドアを開けなかった車掌が、入浴が終わり、浴室のドアを開けて自分で出てくると、ほぼ同時に、999号も支線に入り、幽霊列車に本線の軌道を空け渡す。すると巨大な機関車の風圧のためなのか、999号の進行方向右側の窓ガラス一面にひび割れが走る。これは、浴室のドアを開けたことにより、次の世界(機械化帝国の機密情報のある世界)への入り口が開き、同時にその世界との境界が崩れ始める、というメタファー(=暗喩)だ。
ラーメタル星で鉄郎は、999号の出発直前にメーテルと再会する。しかし、黒騎士ファウストの戦闘艇が、攻撃システムの収納ドアを開いて、999号に威嚇射撃して「コントロールセンターに向かえ」と命令する。戦闘艇の攻撃システムの収納ドアが開く、というのも、次の世界(コントロールセンター=黒騎士ファウスト=父と、鉄郎の再会)への入り口になっている。
コントロールセンターにおける、過去の時間への旅。鉄郎が大雪の中のバラックのドアを叩く。「母さん、このドアを開けてよ、母さんったら」「風がでてきたようね」。鉄郎はその世界に干渉できないので、ドアは多分、母親が開けて、幼い頃の鉄郎を連れて出てきたが、母親は機械伯爵に撃たれて死亡する。本当はこのドアは開かないほうがよかったのだろうが、このドアを開けたことによって、幼い鉄郎にとっては、次の世界(一作目の「銀河鉄道999」のメーテルと鉄郎の旅)への入り口になっている。
惑星モザイクで、鉄郎と口論したメタルメナが列車連結部分のドアを開けると、彼女が命(体)を狙っていたメーテルが立っていて、メタルメナに声をかける、「あなた、おいくつ?」。このシーンではメタルメナが開いたドアに寄りかかって、ふてくされたように両手をいじりながら、メーテルの過去の話を聞いている。ドアは別の世界への入り口で、メタルメナが寄りかかって開いたままになっているから、メーテルが過去の身の上話をする。それは、惑星メーテル建造に係る機密事項でもある。
惑星モザイクで、停車中の幽霊列車の内部から、ラーメタル星で鉄郎を助けてくれたミャウダーのオルゴールの音色が聞こえる。通気口(ベンチレーター)などから鉄郎が車両内部に呼びかけるが、当然ドアなどは開かず、逆に迎撃システムの収納ドアが開いて、威嚇射撃される。この幽霊列車の迎撃システムの収納ドアが開く、というのも、次の世界への入り口だ。
幽霊列車からレールの上に落下した鉄郎が、999号で目を覚ますと、すでに次の世界への入り口が開いており、後戻りはできない。メーテルが「ここから先は、引き返せない旅よ。あなたの行く先は、アンドロメダ星雲の中心にある、惑星大アンドロメダ」と言う。
そして惑星大アンドロメダの到着直前に通る、印象的な超亜空間も、惑星大アンドロメダ、つまり次の世界への巨大な入口だ。
メーテルが、惑星大アンドロメダ中心部に向かう時、リムジンのドアを係員に開けてもらって降りて、長大で透明なエレベータに乗る。リムジンのドアも、次の世界(機密事項の、プロメシュームの巨大な精神体の世界)への入り口である。
惑星大アンドロメダ中心部の、プロメシュームの巨大な精神体の横にある、透明な謁見室(えっけんしつ)。謁見室入室時に、なんらかの生体(機械の体でも、生体というのかわからないが)認証がされている感じがする。ドアがないようで、ある。ここを通って入るのも、次の世界への入り口だ。ここに入ったことで、メーテルは機械化帝国の女王になり、黒騎士はメーテルと鉄郎の殺害を命じられる。
機械化帝国の機密施設である、生命の火を抜き取る工場。メーテル「ドームを開けなさい」「このドームを開けられるのは、女王陛下だけです」「私が女王です」「失礼しました、女王陛下。ロック解除」。つまり、メーテルはこの機密施設に入るために女王になった、というのは単純な読みであって、生命の火を抜き取る工場の巨大なドアが開いた時に、次の世界への入り口、つまり、惑星大アンドロメダのハルマゲドンへの入り口が開いたのだ。
惑星大アンドロメダのハルマゲドン、つまり暗黒彗星サイレンの魔女の接近によって、超自然現象が発生し始める。一見して自然現象であるが、違う、超自然現象である。惑星大アンドロメダは、中心部に小さな石の星があり、その上に機械や構造物を積み重ねて、惑星が形成されているので、本来的に地震というものがないはずなのに、惑星全体を大地震が襲い始める。そのため、「地震」という概念も、言葉も存在しないため、黒騎士ファウストは「この震動はどういうわけだ」と言う。
大アンドロメダ星から脱出する999号は、後方から戦闘衛星に攻撃され、展望車を含めて2両、破壊される。そのため、その場面からは999号の列車最後部にはドアがない。そこから鉄郎たちは、戦闘衛星と、それを迎撃しているハーロックのアルカディア号のそれぞれの弾道が、右にカーブして、標的に当たらなくなっているのを目撃する。つまり次の世界に通じるドアがなくなっているのであって、この惑星大アンドロメダのハルマゲドンこそが、鉄郎、メーテルなどの主要登場人物を招いているものの正体であり、物語は、このハルマゲドンに向かって、収束していくのだ。
唯一、ドアが存在するのが、惑星大アンドロメダにハルマゲドンを起こしているサイレンの魔女、ここが最後のドアだ(が、次の世界に通じるとは言いにくい)。ここに吸い込まれると完全に消滅する。
黒騎士ファウストは、基本的にテレポートするので、ドアを通らない=次の世界に通じていない。そのために、滅びるというか、最後のドアであるサイレンの魔女に吸い込まれて消滅する。
前述したように、戦闘衛星の攻撃のために、999号の列車最後部にはドアがない。そこから、最後の別れの場面で、鉄郎とメーテルの思念が交錯する。ドアがないと、テレパシーが使えるのだろう。最後部のドアは途中で修理され、銀河系に入る前には取り付けられる。
この作品でテレパシーっぽい絵柄というのは、前述のように、最後の場面で、999号最後部の鉄郎と、ラーメタルステーションのメーテルの別れの思念が交錯するところであり(主にメーテル側の思念しか描かれていないのは、話がややこしくなるから整理した結果だろう)、それを裏付けるために、伏線が用意されている。
例えば、戦闘で荒廃した地球で999号が軌道上を上昇していくのを見送る、瀕死のパルチザンの老兵士の思念が、999号最後部の展望車のバルコニーにいる鉄郎に伝わっている(ように感じる)。惑星モザイクの到着直前の車内のメーテルと鉄郎の2人の会話(幻想的ショット)で口が開いていないが、間違いなく思念が伝わっている。メーテルが機関車内部に入ってきて「サイレンの魔女」と口を開いていないのに、その思念が機関車内部の相手に伝わっている。
そうすると、999号の屋根の上で、黒騎士ファウストが鉄郎に撃たれ、サイレンの魔女に吸い込まれる時の「さらばだ、我が息子よ」という思念や、再び戻って来たラーメタル星の、緑の丘の上で、ハーロックの「鉄郎、お前の父は、昔、素晴らしい戦士だった・・・」という思念は、どちらも、鉄郎に伝わっている可能性がある。鉄郎には、黒騎士ファウストが、彼の実の父親であるとは誰も教えてはいない、だから鉄郎はそのことを知らない、という設定になっていると思うが、実は鉄郎は知っているのではないだろうか? それとも顕在意識では知らないが、潜在意識では知っているのかもしれない。
それはそうと、この作品のポイントは、ドアは、次の世界(あるいは別の世界)への入り口である。それと同時に、ドアがないと、テレパシーが使えるようだ。
もう一つのポイントは、自然現象に見えて、実は超自然現象が発生していること。自分は猫の集会の記事を下書きして、書いては直し、書いては追加し、また直しをしていたのだが、今日、「謝罪とその対応について」という記事を書いて、その中で、「自分に地位を与えるというのであれば、・・・それがどのような人間であろうと、人間と同等あるいは、それより下の地位などに甘んじるつもりは毛頭ない。」「今、自分は60歳、いつ死ぬかわからない。自分が死ねば、あなたたちがLUCIFERと接触する機会は、多分、未来永劫、訪れないでしょうな。」と書いた。
その直後、「猫の集会って、見たことある?」という記事をアップしたが、その中で「猫に2回も認証を受けるということは?」という短い文章を暗号解読すると、「NB(=Nota Bene:注意せよ)。この世界を支配する、王位につくこと」という文章になる。これは、CIAには自然現象に見えているはずだが、自分には超自然現象が発生していると思う。
そして、CIAには自然現象に見えているはずだが、自分はこの程度のレヴェルであれば、超自然現象を頻繁に何度も発生させている。イデア領域の情報を見ることができたり、企業名+住所、住所+氏名、組織名+氏名などで暗号解読すると、本質が解読されて出現すること、自分で暗号を作り、それを解読すると、本質が解読されて出現することなども、CIAには自然現象に見えているはずだが、実際は超自然現象だ。

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