これは、おそらく2回目のシネマコミック。
文春ジブリ文庫 シネマコミックが出版される前、自分は2001年劇場公開の宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」を映画公開当時、5冊版のシネマコミック(アニメージュ、徳間書店)を読んで、映画館に見に行ったら、当然ですが、同じ絵、同じ台詞で、映画館で飽きてしまった。5冊版のシネマコミックは、今も販売されているのは驚きだ。1冊1000円もする。
この物語って、主に室内の話で、動きがほとんどないが、キャラが平板で、ペンキ塗りなので、動かさないと間が持たないのだが、宮崎監督が徹底して動かさないので、見ていて飽きるのだ。
それで、「千と千尋の神隠し」は、初めてDVD化された時に画面が赤くなっているという問題が発生した。自分はこの作品を映画館で見て、5冊版のシネマコミックもDVDも買ったのだが、これらは全部、絵の色はフツーだった。全然赤くない。
だから、日本テレビの金曜ロードショーで、初めてこの作品が放映された時(2003年1月24日)はかなり赤い画面だったので、驚きましたね。こんなに赤い画面でDVDを発売して、これがフツーだとジブリは言い張っていた。でも、日本テレビは、その後も何回かこの作品を放映し(2026年1月までに12回TV放送している。)、BDも発売されると、いつの間にか、赤い画面はフツーの画面に戻された。当然ですよ。最初のシネマコミックだって赤くないし、映画館でも赤くなかったのだから。でも、この赤い画面のDVDを買ってしまった人には、ジブリは返品に対応していなかったよなぁ。
確か「千と千尋の神隠し」くらいから、ジブリのアニメ制作はデジタル化されているはずで、自分は日本テレビの特集で、湯屋「油屋」か何かの背景画を、おおもとの絵と、スキャンしてPCに取り込み印刷した絵の、色合いなどの違いを宮崎監督が入念にチェックしていたのを見ている。それから、「油屋」の手前に赤い橋がありますよね? この橋、美術監督だと思いますが彼が描いたら、宮崎監督が「もっと赤く」という指示を出している。だが、赤くするのも限界があり「これ以上は無理だ」と回答したという話もどこかで読んでいる。だから、宮崎駿監督は、絵柄の色合いにもかなりこだわりがあるのですよね。だから、全編に渡って、赤い画面になっているDVDには、宮崎駿は、すごい憤りを感じていたと思うのですが、ジブリはそれについて誠実には対応していない。
「ハウルの動く城」だって、当初は細田守監督に作らせておいて、人材も確保させておいて、それをジブリはチャラにして、宮崎駿に監督させた。お子様向け&大人向けの良質なアニメを作るジブリではあるが、間違いなく、ジブリには深い闇がある。あーら、いーのよ、それがフツーだから。


コメント