ドビュッシー:交響詩《海》、牧神の午後への前奏曲、夜想曲 シャルル・デュトワ

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DECCAマジックで、演奏が改善されているような気がする。

デュトワ&モントリオール交響楽団のDECCAのCDは、ほとんどの演奏が素晴らしいのですが、録音についても、CD初期くらいのものであるにもかかわらず、ほとんどすべてが優秀録音だと思います。

このドビュッシーの演奏のCDは編集もので、デュトワ&モントリオール交響楽団の2枚(本当は3枚存在する)のドビュッシーのCDから、4曲をまとめたものです。

「海」は、弦楽器の羽毛のような音が聞ける、デリケートで、かつ、迫力のある演奏です。穏やかな海から荒れる海まで、描写のダイナミックレンジが広い演奏です。ただ、マルティノン盤のような爆発的音楽というのでは無く、あくまでも節度を保った上品な演奏であり、この曲で超がつくほどの優秀録音だと強く感じます。

「夜想曲」は、幻想的かつ華やかな演奏で、繊細さと色気があり、リズム感に優れています。

でも、やはり、このCDで特筆すべきは、この「海」の名演奏と、超がつくほどの名録音ですが、それだけではなく、「牧神の午後への前奏曲」は、既出の録音と同じもののはずなのだが、別テイクか、というほどに名演奏に変貌しています。ブーレーズ&クリーブランド管以上のうねるようなものすごい名演奏に、変貌しています。演奏時間が手元にないので、演奏タイムの比較はできないのですが、同じ演奏のはずです。

この音質改善(というか、名演奏に変貌)現象は、デュトワ&モントリオール交響楽団のストラヴィンスキー「春の祭典」でも見られており、明らかにDECCAマジックによって演奏が大きく改善されています。この曲は、平たく言えば旧盤と現行盤で、演奏が全然違うとしか思えず、SHM-CDだから、ルビジウムクロックだからとか、そういうレベルの変化ではなく、明記なしの改変ですね、これは。まあ、良くなる改変だからいいのだが(本当にいいのか?)。

このCDはもちろん国内盤です。最近、【グリーン・カラー・レーベルコート】【初UHQCD化】されたようで、このバージョンは未試聴です。

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