よく高齢者の認知機能を高めるとか、情報処理能力を高めるとかで、イチョウ葉のサプリメントを販売する、そういうCMを見るのですが、本当に効果があったらうれしいですよね。
自分の母親も、認知症を、そうですね、6,7年患って、自分は在宅介護でほとんど1人で面倒を見て(業者が全部できるわけではないので、できない部分を自分で)、最後まで看取りました。
認知症発症の前に、イチョウ葉のサプリメントを飲ませていれば、違ったのかな?
でも、本当に効果があるのなら、なぜ受験生に勧めないのでしょうか?
ある機能性表示食品「イチョウ葉エキス」のサプリメントには、「健常な中高年者の加齢によって低下する認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)の精度を向上」と、パッケージ表面にデカデカと書かれている。「機能性関与成分:イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトン」。
その一方で、それを紹介しているサイトでは、「イチョウ葉の摂取がおすすめとされている方」を抜粋すると「記憶の精度を高めたい方」「仕事や勉強で頭を使うことが多い方」と書かれている。「勉強で頭を使うことが多い方」の代表格は、受験生ですよね? でも、受験生にぜひ、とは書かれていない。それは、なぜなのか?
サプリメントの表面には、繰り返しますが「健常な中高年者の加齢によって低下する認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)の精度を向上」としか書かれていない。つまり、中高年者ではない、もっと若い人の仕事や勉強で必要な記憶力にまで効果があるとは、一切書いていない。でも、紹介サイトには、そういう人たちにも、まるで効果があるような書かれ方をしている。これは問題ではないのか。
もし本当に、「記憶の精度を高めたい方」「仕事や勉強で頭を使うことが多い方」におすすめならば、受験生にこそ、おすすめになるはずなのだが、それを書かない、ということは、書けない、ということであり、つまり、「記憶の精度を高めたい方」「仕事や勉強で頭を使うことが多い方」におすすめというのは、嘘の情報なのだ。あるいは、おすすめとされる対象範囲を増やすために、「中高年者の日常生活で」という情報をわざと落とした、やはり嘘の情報なのだ。あくまでも、「健常な中高年者の加齢によって低下する認知機能の一部である記憶力(日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)の精度を向上」させるだけである。そうですよね?
健康食品、今は「保健機能食品」って言うらしいですが、このうちの「機能性表示食品」は、事業者責任で表示されているものであり、国による審査は不要だが、販売事業者から消費者庁へ、事前に安全性と機能性に関する科学的根拠の届出が必要とされているものです。
このようなサイトの表記は、不当表示に当たらないのですかね。所管省庁は消費者庁です。


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