松本零士 「新竹取物語 1000年女王」

COMIC

ラーメタル星人が、地球人に行った悪事とは?

この物語は、太陽系の知られていない遊星ラーメタルが1000年周期の長楕円軌道で周回しており、地球にこの惑星が接近するという話。ラーメタル星がなぜ、地球に接近するのか。それはラーメタル星が暗黒太陽ラーに次元重力で捉えられており、暗黒太陽ラーが太陽系面の下を同じ軌道で通過するので、ラーメタル星はそれに引きずられて、太陽系内諸惑星付近を通過し、大災害を起こす。ラーメタル星の直径は地球の9倍の大きさ(土星と同じくらいの大きさ)で、これは1000年周期で発生し、まあ、今まで何度も起きていることなのだが、今回の接近は一番被害がひどかった時の接近コースに似ている。

まず、このCOMICは、スケール感が圧倒的で、巨大な星の描写、脱出する空洞船の巨大さとその数の多さの描写、ラーメタル星のさらに大きい大陸船の描写。小惑星カーミラの巨大さ。巨大な隕石群。大きなクレーター群。崩壊した地球の巨大なビル群。大気の橋、雪の描写・・・。

あと、軍事技術的な内容もものすごくて、高度な武力だけでなく、暗号通信、集団催眠、VR、情報操作(コンピュータ計算が信用できない。接近してくるラーメタル星の位置情報はわかるのだが、それが地球に接近する際の軌道計算が狂わされている。つまり、1000年女王が騙されている)、情報統制(1000年女王にも教えないことがある。さらに、関東空洞船の中には大きな団地群があり、避難民はここで暮らしているのだが、空洞船が地球を離れて宇宙に出ていることは一切知らされていない)、情報封鎖等々、松本零士氏の博学さが表れている。

暗黒太陽ラーの次元重力は、特殊な構造をもつラーメタル星だけに作用する、という設定になっている。よくわからないが、ラーメタル星の表面重力は1Gで、地球と同じだ。それで、直径が地球の9倍あると言うことは、重力源としては、ラーメタル星はスカスカであり、それが地球に接近しても、たいした影響はないのでは、とも思うのだが・・・。

そもそも、松本アニメで、暗黒彗星とか暗黒太陽というものは、重力が特定のものにだけ作用する性質があるが、それは何らかの悪事を働いていたから・・・的なものだけに作用する感触がある。松本零士氏のアニメ映画「さよなら銀河鉄道999」で登場する暗黒彗星サイレンの魔女の重力は、人間の魂(生命の火)をエネルギー源にしている機械エネルギーを持つものだけが引き寄せられる。でも、この「1000年女王」は、接近してくるラーメタル星の重力で地球が滅茶苦茶になり、暗黒太陽の重力で引きずられた結果、ラーメタル星は永遠の氷漬けになる。そこで考えるのだが、地球人自体が行ってきた悪事はたくさんあると思うのだが、ラーメタル星人自体が行ってきた悪事とは一体何なのか? それは、ラーメタル星人が、地球人を知恵あるものに導いたこと=人類に知恵を与えたこと=人類に知恵の実を食べさせたこと。つまり、ラーメタル星人は蛇であり、SATANである、ということだ。

ということは、ラーメタル星(=SATAN)を次元重力で支配している、暗黒太陽ラーは、LUCIFERだ。

では、歴代1000年女王が建造した世界各国にある空洞船を、すべて「ノア」と呼ぶのも、意識して、そう呼んでいるのだ。ラーメタルの接近で地球が砕けると予想されるため(天変地異がすごい)、これを使って人類を救済する。

旧約聖書の「ノアの箱舟」には、人類は、善良な者しか乗ることはできない。それ以外の大多数の悪人は乗れずに、大洪水で死亡する。つまり、空洞船に乗ることのできた人たちは善良であり、一方、空洞船に乗れずに激しい地殻変動の起きている地球に取り残されて苦しんでいる数多くの人たちは全員が悪人だというのだろうか? 空洞船を「ノア」とわざわざ呼称すると、まさに、そういう意味にしかならない。あまりにも、非人道的すぎると思うのだが。だから、今では、このCOMICは手に入らないのかな?

自分の感覚通り、「地球は地獄」という表現が何度も出てくるが、それは巨大なラーメタル星の接近による地殻変動、地震、火山の爆発、溶岩、津波等々がありそうで、空洞船に乗れなかった多数の人々は、その地上に取り残されていることがわかっており、空洞船に乗っている雨森始は、自分たちだけが空洞船に乗って、一種、避難していることに罪悪感を覚え、事故で亡くなった父がもし生きていたら、自分のことを怒るのではないか、そう考える。その感覚は正しい。

また、暗黒太陽ラーの位置は、アニメ映画では接近している別の銀河の中にあり(その姿は一切見えない)、TVアニメではラーメタル星と二連星のようになっているが、どちらも、ラーメタル星だけにその強力な重力が作用するというのは変わらない。それでラーメタル星は1000年のうち、999年の長い極寒の冬から、地球に接近する1年間だけ、太陽の熱で分厚い氷が解け、束の間の春が来る。

これは自分の人生観と非常に似ており、(西洋占星術の)サターンリターンのところでも書いたが、自分は約30年(あるいは約15年)周期でめぐってくるものすごい悪運(というか、土星は本当は隠された真実を自分に教えようと、その現象を起こしているのだが)があり、そのために、それ以降の状況が最悪になってしまう。サターンリターンで始まった悪いことというのは、自分の場合、ずーっと続くのだ。

だから自分は、ラーメタル星のように暗黒太陽の重力に自分だけが捉えらえ、普通の人とは違う人生の軌道をとらされている、という自覚が早くからあった。そういえば、このCOMICを原作にしたアニメ映画「1000年女王」の喜太郎作曲のサントラ(当時は簡単に手に入ったが、現在は入手困難)を聴き始めた時期、丁度、15歳の時に、最初のサターンリターン現象が始まった。

1000年に一度の春というか、自分は約62年の人生のうち、まだ良かったかなと思う年というのは、全部で6年くらいしかなく、非周期的に約10年に一度だけ束の間の春がくるのだが、すぐに超極寒の世界に放り出されてしまう。

普通の人の人生は、多分、太陽の周囲を楕円軌道でまわる安定した周期を保っているのだが、自分は暗黒太陽にひきずられて、長楕円軌道をとらされている、という感覚があり、その暗黒太陽こそが、まさに、自分に関与している、LUCIFER、PLUTOであり、海外の組織のCIAであると、最近、そのように気付いたのです。

それ以上、細かいことは書けないが、やはり、1000年女王はラーメタル星を裏切って、地球の味方をする。ここまでスケールの大きい物語は、そうそう無いと思います。

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