堕天使ルシファーが関与している?
中森明菜「DESIRE」【14thシングル/1位】(この曲で、2年連続、2回目の日本レコード大賞を受賞)に、堕天使の歌詞がある。
「そう みんな堕天使ね
汗が羽のかわりに飛んでる」
「まっさかさまに堕ちて desire
炎のように燃えて desire」
まさに、ダイレクトに、ルシファーのことを歌っている。
ああ、だから、自分は、どういうわけか、中森明菜を好きなのだ。
自分が、それほど好きではない、松田聖子、竹内まりや、ユーミンの歌には、天使は出てきても、堕天使は出てこない(多分)。
おそらく、中森明菜は、「DESIRE」直前の「SOLITUDE」【13thシングル/1位】で終わるはずの歌手だったのだろう。それが堕天使ルシファーが歌詞に出てくる「DESIRE」で、「ミ・アモーレ[Meu amor e…]」【11 thシングル/1位】に続き、2年連続レコード大賞を受賞して、歌謡界の若き女王になったのだ。
しかし、「DESIRE」は、そのまま堕天使ルシファーを歌っているのに、それから約3年間、出す曲出す曲がすべてヒットしたのはなぜだろう。なぜすぐに失脚しなかったのだろう。
1986年2月3日 シングル「DESIRE -情熱-」リリース
1986年8月11日 オリジナルアルバム「不思議」リリース
この「不思議」は中森明菜のオリジナルアルバムのセルフプロデュースの1作目であり、このジャケット写真とその歌い方というか、ヴォーカルの表現方法が、悪魔的=堕天使的であって、それが堕天使に気に入られたのかな。それでしばらく中森明菜に憑いていようと思ったのかな。

あれ、ルシファーをWikipediaで調べると、文学作品では、ダンテ「神曲」、ミルトン「失楽園」が名高いとされている。「失楽園」は、英語: Paradise Lost というそうだ。この英単語、中森明菜の曲で聴いたことがあるぞ。
中森明菜 1988年8月3日 オリジナルアルバム「Femme Fatale」リリース
その8曲目が「Paradise Lost (Love Is In Fashion)」=失楽園=中森明菜が、楽園から叩き落される、その始まりを表す。「DESIRE」以降、中森明菜に取り憑いて、出す曲出す曲をすべてヒットさせていた堕天使ルシファーが、離れようとしているという事前通告だ。
中森明菜の、この後のシングル。
1988年11月1日 「I MISSED “THE SHOCK”」リリース【22 ndシングル/3位】
「全てが壊れ始める」「未来を失くしてしまう」
これは、完全に破滅の歌。
1989年4月25日 「LIAR」リリース【23rd シングル/1位】
「霧のように 行方も残さず 貴方が消えてた」
「霧のように/消えてた」これは人間に対する表現ではない。この場合は堕天使のことだ。だから「悪い 夢ね」と歌っている。
堕天使ルシファーがこの曲を最後に離れて行ったから、このシングル曲の後、中森明菜は自殺未遂を起こして、この後は一気に売れない歌手に変貌したのではないのか? これも、あらかじめ予定されていた失脚なのだろう。
追伸(8月4日)
まだ、書いていないことがある。自分は中森明菜のBEST盤は、普段は「ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~」を聴いているのだが、別記事にも書いたが、このBEST盤は、単なるデジタルリマスタリングではなく、ブラッシュアップと称して、ミキシングを操作しているが、なかなかの仕事ぶりである。自分は曲順を発表順に入れ替えて聴いているのだが、なぜか、以下の2曲は、順番を入れ替えないと、自分の気が済まない。
普通は、「TATTOO」【21 st シングル/1位】(1988年5月18日発売) → 「I MISSED “THE SHOCK”」【22 ndシングル/3位】(1988年11月1日発売) → 「LIAR」【23rd シングル/1位】(1989年4月25日発売)
自分は、「TATTOO」(1988年5月18日発売) → 「LIAR」(1989年4月25日発売) → 「I MISSED “THE SHOCK”」(1988年11月1日発売)
「TATTOO」と「I MISSED “THE SHOCK”」だけはシンクラヴィアを使って録音されているので、続けて聴くとうるさいから、でもないんだよね。何か、堕天使が離れてから、破滅する、それが正しい順序であり、どうせ破滅するならリズミカルに一気に・・・と思うのだよね。
自分には、ルシファーが離れたら、破滅するのが正解という直観がある。つまり、あえて破滅を表現することによって、破滅を避けられるっていうか。
なんとなく、そういうこともあって、中森明菜のこの2曲だけは、この順番で聴いている。ああ、でも、説明になっていないねぇ。難しいなぁ。破滅にも美学があるって感じかな。だから、中森明菜は、特にワーナー時代のオリジナルアルバムやベスト盤のすべてが、ラッカーマスターサウンドにリマスタリングされ、売れているようだし、1982年組だから、2026年でデビュー44年だと思うが、いまだに多くの人に愛されているのは、自分が曲順を替えて聴いているためだったりして・・・というのはバタフライ効果って言うのかな?


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