ラッカーマスターサウンド盤は(とりあえず)正解。
別記事で、中森明菜のBEST盤「ラブ・ソングス&ポップ・ソングス」(通常盤)に触れているが、そのラッカーマスターサウンド盤を購入したので、聴き比べてみた。最初は、通常盤とほとんど変化なしかなと思ったが、よく聴くと、少しはまともになっている。通常盤は音が荒れている部分などを感じるが、ラッカーマスターサウンド盤はそういう点はかなり改善されている。さらに、ラッカーマスターサウンド盤は音の粒子が細かくて、滑らかになっている。E-ONKYOで購入した、このハイレゾ音源を95点とすると、通常盤CDは50点、ラッカーマスターサウンド盤CDは75~80点くらいかも。
「ラブ・ソングス&ポップ・ソングス」は、「禁区」がもともとシングルとは別テイクだったが、ラッカーマスターサウンド盤はそれに加えて「難破船」までシングルとは明らかに別テイクになっている。別テイクにした意味がわからないが、相変わらず歌は上手い。
「SOLITUDE」における打楽器(?)、「駅」における明菜の二重唱、「I MISSED THE SHOCK」の終盤のエコー感は、このBEST盤のアイデアの成功例だが、ラッカーマスターサウンド盤のほうが少しはわかりやすいかもしれない。
自分は、E-ONKYOで購入したハイレゾ盤も聴いているから、どちらのCDもこれには遠く及ばないと最初は思ったが、ラッカーマスターサウンド盤は結構、健闘している。
このBEST盤は、単なるデジタルリマスタリングだけではなく、ブラッシュアップと称して、ミキシングを操作している。アナログマスターをハイレゾのデジタル音源に変換してから加工しているのだろうが、通常盤は、それをCD規格に落とし込むときに失敗している。というか、わざと失敗して、また次のBEST盤を販売するつもりなのだ。こういう感じで、ワーナーは、いつまで経過しても、中森明菜の決定版となるようなBEST盤のCDを出さないで、中途半端なものを売りさばく。
でも、「ラブ・ソングス&ポップ・ソングス」のラッカーマスターサウンド盤は、音質的にかなり成功してしまったので、そこでマイナスポイントを作成する必要が生じて、ワーナーは「難破船」をシングルとは別テイクのもので収録したのだ。しかも、そのことを、「禁区」が別テイクであるのと同じように、一切、アナウンスしていないし、多分、どこにも明記していない。
だから、ワーナーは、中森明菜の完全なBEST盤を、また別途、販売するつもりだ。やり方が姑息だよね。



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