ハルマゲドンって、たまに聞くじゃない? え、聞かない?
何か、ネット情報では、ハルマゲドンって、「新約聖書ヨハネ黙示録で、世界の終末に起こる善と悪との勢力の最後の決戦の場所。アルマゲドン。転じて、世界の終わり。」なんだって。
自分は、善と悪の、ズバリ最終決戦のことを言うものだとばかり思っていたのだが、場所のことを言うのか。ふーん。
「世界の終わり」なんて、何か、村上春樹氏の小説みたいだよねぇ。
1983年公開の古いアニメ映画なんだけど、りんたろう監督「幻魔大戦」って、最初のタイトルが出たときに、「Armageddon(=ハルマゲドン)」という横文字が、手前から現れて、向こうに消えていく。当時の技術レヴェルから考えたら、高度な技で、その文字を表現している。まあ、最後は幻魔を倒して終わりなのであるが、そもそも、悪というものは人間の中にこそあるはずなのだが、そこは表現されていない。この中では。幻魔が悪とされるだけ。
その当時売れていた、平井和正氏の原作小説、角川「幻魔大戦」(全20巻)では、幻魔もでてきて最初の3巻までは大暴れするのだが、後は小康状態になり、4巻から最終巻までは、個々人の人間性をどう高めるか、人間の中の悪を認識し、それを浄化するような物語になっていて、アニメ映画よりもずっと深いです。だが未完です。
その後に続く平井和正氏の小説「第二次幻魔大戦 ハルマゲドン」「ハルマゲドンの少女」(「ハルマゲドンの少女」は正しくは、シナリオノベル)があるが、具体的に、ハルマゲドンって何? これがまったく書かれていない。大災害がこれから起こるよ、とは書いているが、ただの天災と区別がつかない。
平井和正氏は言霊作家と言われ、言霊がおりてくるから、それを作品に書く(書き写す?)作業ができる。でも、言霊は作者が45歳のときに去っていったそうだが、言霊は、彼についている間、結局、ハルマゲドンを書かせなかった。ハルマゲドンそのものは神の機密事項であり、あえてそれを書くことができない作家を言霊が選んだ可能性もあると自分は考えている。
世の中には、ハルマゲドンを知るのに、別に「幻魔大戦」シリーズでなくても、米国には、そのものである「アルマゲドン」という映画もあるし、他にもたくさんあるのでしょうね。
それにしても、ハルマゲドンって、いつ、どこで起きるのでしょうね。キリスト教福音派は、そのためにイスラエルを擁護しているようだが、その意味があるのかな?
ネット情報によると、(以下、少し、ネット情報から引用。)
アメリカの福音派、特にディスペンセーショナリズムやプレミレニアル主義を信じるグループは、ハルマゲドンを「神の計画として必ず起こるもの」と考え、その到来を歓迎・期待する傾向がありますが、ほとんどの信徒は積極的に戦争を望んでいるわけではありません。
一部の福音派はクリスチャン・シオニズムと結びつき、イスラエルを守る戦争を聖書の預言成就とみなし、ハルマゲドンへの道筋と考えています。これにより、政治や外交政策に影響を与えることもあります。例えば、イスラエルや中東の戦争を支持する動きは、単にイスラエルのためではなく、終末思想に基づく信仰的理由による場合があります。 (引用はここまで。)
ですって。
アメリカは人口の1/4をこの福音派が占め、政治的にも影響が大きいそうですが、なぜ、アメリカが、国連で50回以上も拒否権を発動して、イスラエルを擁護するのか、納得のいく説明を書いている本を読んだことがない。ただ、なんとなく、ハルマゲドンと関係しているのだろうな、という予感はある。
ハルマゲドンが待ち遠しいですか?
でも、そもそも、悪に対して、善って、戦っていいのか? 戦ったら、暴力団同士の抗争と変わらないのでは?
では、善が悪を浄化するのかな? だったら、毎日やればいいじゃん、まとめてではなくて。まとめると結構大変だし、大掃除って結構、大変でしょう? 浄化だったら、日々、少しずつ、それをすべき。なのにしないのは、善が悪を浄化できないからだ。
だって、善があれば、悪があるのは、当然でしょう? 善だけだったら、それが善かどうか、わからないよ?
それに、世界が善だけになったとしても、それがさらに階層化されて、下半分が悪とされるに決まっている。そうしないと、善が善だと認識できないもの。悪があってこその善だと思うのですよ。
だって、善だけの世界なんて、退屈で、しょうがないよ。退屈すぎて、死んじゃうよ? 毎日、お坊さん(神父さん、牧師さん)みたいに暮らせますか? むりー。
あるいは、最初から結末がわかっている勝負なんてつまらないから(やっても意味がないから)、つまり、期待に反して、悪が勝つかもしれないよ? それでもいいの?
でもさぁ、実際にハルマゲドンが起きるのなら、めったにない大イベントだから、みんな、見たがるよねぇ? だからさ、見物料は滅茶苦茶、高いと思うよ? 神様だって、そんなにサーヴィス、してくれないんじゃないの?
まあ、言えることは、ハルマゲドンを描いた人間の作品は、どれも似たりよったりで、本当のハルマゲドンを描いてはいないことは明らかで、人間には、ハルマゲドンがどういうものか、多分、認識すらできないのではないのか?
ということは恐ろしいことで、もうすでに、ハルマゲドンは始まっているかもしれないし、あるいは、100万年後に起きるのかもしれない。ただ、その日がわかりやすいように来るかと言うと、つまり、オリンピックみたいに、何かの大祭典のように、TVを見ながら、さあ、これからハルマゲドンが始まりますよ! みたいに来るかと言うと、そうではない。人類が期待しているものとは、全然違うと思いますよ。以上、あくまでも個人の意見です。


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